テレビでも日常会話でも度々耳にする栄養素ですが、この記事ではどの食品がどの栄養素に分類されるのか、栄養素の体内での働きについて簡単にまとめました。
栄養の基礎知識
栄養素の体内の働きは3つに分かれる。
①エネルギー源になる
炭水化物(糖質)・脂質・たんぱく質
②体をつくる
たんぱく質・脂質・ミネラル(無機質)
①体の調子を整える
ビタミン・ミネラル(無機質)
たんぱく質
多数のアミノ酸が連結したもの。体内に取り入れられるとアミノ酸に分解されて筋肉、皮膚、毛髪、爪、臓器などの成分になったり、ホルモンや免疫に関与する物質になる。
炭水化物(糖質)
もっとも重要なエネルギー源。炭水化物が体内で分解されたブドウ糖は脳への唯一のエネルギー源となる
もうちょっと詳しく知りたい方
➡炭水化物の基本知識をわかりやすくまとめました
脂質
たんぱく質や炭水化物よりも効率の良いエネルギー源。ホルモンや細胞膜などを構成したり、ビタミン(A,D,E,K)の摂取を助ける。不足すると抜け毛やカサカサ肌の原因になる。
もうちょっと詳しく知りたい方
➡脂質の基本知識をわかりやすくまとめました
ビタミンA
皮膚粘膜の形成や視力を正常に保つ働きがある。脂質と一緒に摂ると吸収されやすくなる。
ビタミンB1
炭水化物をエネルギーに変える。脳へのエネルギー源を作るには炭水化物とともにビタミンB1が必要となる。不足すると疲労がたまりやすくなり脚気など症状が出る。豚肉や玄米などに豊富。
ビタミンB2
肌や髪など美容面で効果がある。不足すると口内炎や舌炎ができやすく、肌荒れや髪の傷みにも影響が出やすくなる。成長期や運動、肉体労働でエネルギーを多く使う人は特に必要。レバー、ウナギ、さんま、乳製品などに豊富。
ビタミンC
体の老化や生活習慣病の防止、骨や皮膚の主な成分であるコラーゲンの生成の促進をする。ストレス過多や免疫力低下している人は積極的に摂ったほうが良い。熱に弱いため煮る・茹でるより、炒めたほうが損失は少ない。
ビタミンD
カルシウムの吸収促進や血中カルシウム濃度の調整したり、骨を丈夫にする効果がある。日光に当たると体内で合成される。
ビタミンE
老化や生活習慣病の防止、血行を促進して冷え・頭痛・生理痛対策、ホルモンバランスや自律神経を安定させる。ビタミンA,Cと一緒に摂ると効果的。
食物繊維
便秘の予防や血糖値の抑制、血液中のコレステロール濃度の低下などの生理機能をはたす。
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