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パブロフの犬とは

最近YouTubeで2chや5chなどのまとめ動画を見るのにハマっていまして、そこで「パブロフの犬」という単語を聞きました。

どっかで聞き覚えがあったけど全くわからなかったので調べてみました。

調べてみて思い出したのですが、おそらく中学か高校の生物の授業で『反射』についての学んだ時に、教科書の隅にパブロフの犬について書かれていた記憶がよみがえりました。

パブロフの犬とは

簡単に

パブロフの犬とは条件反射のことを意味する。

条件反射とは動物などに訓練・トレーニングをさせて見につけさせる反射(後天的な反射のこと。

もうちょい詳しく

動物には無条件反射(先天的な反射)と条件反射(後天的な反射)の2つがあります。

無条件反射

無条件反射とは生きるためにもともと備わっている反射のことで自然に発現する。

自分の身に危険が及びそうなときに身を守ろうと瞬時に取る行動を指します。

少し難しい言い方だと「先天的な反射」ともいいます。

無条件反射の例

  • 熱いものに触ると手を引っ込める
  • 転びそうになったら手をつく
  • 目の前に物が飛んで来たら目を閉じる

条件反射

条件反射とは訓練や日々のルーティンによって見つけられた反射のことです。

もともとは備わっていいなかった行動だったが、身の回りの環境などにより徐々に身についた行動を指します。

この状態は「洗脳」に近いかもしれませんね。

『パブロフの犬』はこの条件反射の実験として使われた犬です。

条件反射の例

  • 警察犬のように匂いをかいだらその匂いの場所を探しに行く
  • 虐待されていた場合、手を挙げただけで身を守ろうとする
  • 「お手」「お座り」「伏せ」「待て」などのしつけ

「パブロフの犬」の例文

リアクションが大きい人に対して使いやすいかも。

例1.そんなに辛くないのに大げさに辛がる人に対して

「パブロフの犬みたいに辛がるじゃん」

例2.小さい虫ですら大げさに嫌がる人に対して

「パブロフの犬みたいに虫を見つけただけで怖がる体になってんじゃん」

条件反射の実験内容

通常、犬は餌をもらっている時に一番唾液の分泌量が多くなります。

イワン・パブロフという研究者は、犬が飼育員の足音を聞くと唾液が分泌されていることに気づきました。

そこで条件反射についての実験を行いました。

実験の手順

  1. 犬に餌を与える前にベル(メトロノームという説もある)を鳴らす
  1. 犬に餌を与える

実験結果

この行動を繰り返していくと、犬はベルの音を聞いただけで唾液の分泌量が増加した。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。