食品系

カラスミ

世界三大珍味はご存じの方が多いかと思います。

「キャビア」「フォアグラ」「トリュフ」ですね。

皆さんは日本の三大珍味があることってご存じでしたか?

もちろん調べるまで私はそんなものあるとは知らなかったです。

日本の三大珍味は「ウニ」「カラスミ」「このわた」

今回はこの「カラスミ」について書いていきます。

どんな見た目か

カラスミとは

簡単に

ボラの魚卵を塩漬けし、塩抜き後、天日干しで乾燥させたもの。

他にもさばやたらの魚卵で作られることもある。

もうちょい詳しく

カラスミを漢字で書くと「唐墨」。

長崎県産のボラが有名でボラを使ったカラスミを「本カラスミ」という。

香川県では「さわら」や「さば」が用いられる。

他にも海外では台湾やイタリアでも作られており「ボッタルガ」と呼ばれ、マグロの魚卵を用いている。

ちなみに、カラスミの由来は昔、長崎の名産品であるカラスミを豊臣秀吉に献上した時に名前を尋ねられ咄嗟に「カラスミ」と答えたのが始まりだそう。

昔は冷凍保存の文化がないため時間がたつと黒くなってしまうので、その様子が「墨」に似ていたので「唐墨」と言ったのだとか。

味と食感について

塩辛くて濃厚な味わい。

濃厚かつ独特の風味もあるので好き嫌いが分かれる。

また、濃厚な旨味、ねっとりとした芳醇(ほうじゅん)な味わいから

海のチーズ」とも呼ばれています。

食感

食感は羊羹(ようかん)を少しざらざらさせた物に近く、

密度の高い所に多少ねっとり、ざらざらしている所に歯がめり込んでいく感じ。

おすすめの食べ方

カラスミ自体が味が濃いので、大根の薄切りのようなさっぱりとした食材と一緒に食べると濃厚さとさっぱりさがいい塩梅に調和されておいしく食べられる。

また、お茶漬けやパスタ・リゾットの上に乗せると旨味がプラスされて、

普段よりもランクアップした味わいを楽しむことができる。

完成までの道のり

  1. 10-11月にボラ漁をする
  2. 臭みを消すために血抜きをし、塩漬けにする
  3. 塩抜きと油抜きをする
  4. 天日で1カ月乾燥させる
  5. 天日干し期間は何度も表裏を返して旨味を出させる

なぜ珍味なのか

ボラ漁の期間が約1カ月とかなり短く、漁獲量も減って希少価値が高くなった。

さらに完成までの手間がかかるのというのが理由である。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。